相撲ファイター(GB・発売元:アイマックス)


第1章:相撲ゲーを見ればクソゲーと思え!?

・みなさんは、相撲ゲーといえば、どんなゲームを思い浮かべるでしょうか?クソゲーが
好きな(?)人は、『ああ、播磨灘』をまず想像するかもしれません。
「はりまたいそう第一」で有名なこのゲームを筆頭に、相撲に関するゲームにはろくなモノがありません。
この相撲ファイターというゲームボーイソフトも、この法則に忠実に従うかのごとく怪作となっております。


第2章:出会い

・第3回クソゲー竜王戦の開催中、私の通う大学で学祭がありました。
そのときフリーマーケットも行われており、何かないかと見て回っていました。
そして、妖気なオーラを放つ小さなロムカートリッジを発見 したのです
横には「ぺんぎんくんウォーズGB」が置かれていて、個人的にはこっちの方が欲しかったのですが、
値切った上に両方とも購入。
すぐさま自室に引き返し(学祭はどうした)、プレー開始。


第3章:オープニング

GBAの電源を入れてゲーム開始。
ややかっこいい音楽とともにタイトル画面が表示される。
よく見ると、サブタイトルがあり、その名称は「東海道場所」

まあ、今の大相撲も初場所とか名古屋場所とかの巡業があるので、
それにちなんで「〜場所」と付けているのでしょう。が、そのサブタイトルが怪しさをよりいっそう引き出している のは
間違いありません

しかし、地名ではなく、東海道という ロードを選んだのが気になるところです。
相撲なのに....

気を取り直してスタートボタンを押す。
すると画面に

EASY

HARD

と表示されました。どうやらいきなり難易度調整をしろと言っているようです。
初プレーなのでEASYを選んでボタンを押します。

そして、画面に出てきたのは、時代劇に出てくるような町娘。
それから数秒も経たないうちに画面端から忍者登場。
娘に接触すると同時に担ぎ上げ、がに股連れ去っていきました。

そして、娘は何故か「HELP!! HELP!!」と英語で 助けを求めます
娘と忍者が画面から消えたと同時に主人公らしき相撲取りが登場。
「WAIT!!」イングリッシュな叫び もむなしく響き渡ったところで、
ゲームがスタートしました。


第4章:主人公大解剖

・言い忘れてましたが、このゲームはアクションゲーム です。
ステージ構成は『1−1』『1−2』『2−3』等、スーパーマリオブラザーズ風に展開されます。

主人公である謎の相撲取り、イヤ、相撲ファイター は、
Aボタンでジャンプ。このジャンプにはひと癖あり、上昇時は最高点近くになると、
ふわっと浮き上がった感じになり、最高点に到達したと同時にものすごい速さで落下します。
例えるなら、上昇時はマリオUSAのルイージジャンプ。落下時はヒップドロップ。
実際プレーしてみると違和感は感じませんでしたが、
この癖のおかげで、穴に落ちやすいったりゃありゃしません。

しゃがみながらAを押すと、四股を踏みます
踏んだと同時に、画面が激しく揺れ、そこにいる敵にダメージを与えることができます。
しかし、GB故に画面が狭い上に、技の出が遅く、なおかつ技を出している途中ですら無敵時間ゼロ なので、
技を出している間に敵に当たります。他の攻撃手段の方がよほど使えます。

Bボタンは、ニュートラルでは張り手をぶちかまします。
この張り手で敵にとどめを刺すと、相撲ファイターは上手投げ をします。
投げられた敵は画面の斜め上に飛ばされます
こんな無駄なアクションをするのは、やっぱり主人公が相撲取りだからというのが理由なんでしょう。

十字キーを進行方向に2回押すとダッシュができ、
そのときにAボタンを押すとより遠くにジャンプが可能になり、
Bボタンを押すと、頭突き....否、ぶちかまし をする事ができます。
このぶちかましは威力が高く、たいていの敵を一撃で倒せますが、
ボスクラスの敵にはいっさい通用しません。

主人公である相撲ファイターは、ファイターと言うだけあってか、
寺尾みたくスマートでややたくましい体形をしています。


第5章:ゲーム開始

・『1−1』

 横スクロール。田園風景(と思われる所)を歩く主人公。
すると、画面の右端から飛脚が現れます。
見るからに敵っぽいのですが、
とりあえず触れてみると.....ダメージ受けました

仕方がない(?)ので張り手&上手投げで倒します。
先を進むと、地面に槍が仕込まれています。憎き敵は忍者故か、
トラップが仕掛けられてるようです。
しかし、主人公は相撲取りなので、
ジャンプしてもギリギリで越えます。もちろんダッシュをすれば楽勝に飛べますが。

先を進むと、今度は1/2サイズの相撲人形が前進してきました。
こいつはしゃがまないと張り手が当たりません。

さらに進むと、お役人らしきキャラも。
当然ザコなので飛脚同様適当にあしらいます。

ずんずん進んでいくと、見慣れない将棋の駒がおいてありました。
どうやらこれを取ることでクリアのようです。
早速取ってみると....

ステージクリアと同時に主人公がポージングを始めました。

...それと同時にパスワードも出てきたので、それをメモっていったん終了。


第6章:判明

・カートリッジの表紙をよく見ると、コピーライト表記に『KID』と書いてありました。
こ、これはもしかして、ギャルゲー移植で有名なキッドのことでは!
...かつてはこんな下請けもしていたのですね。
ギャルゲーといえば今では萌え要素が肝心といわれがちですが、このゲームにも一応、
主人公のポージングというものがありますが、問題なく萌えません

そして、初プレーでは気が付かなかったのですが、
このゲームには経験値が存在しました。
その値は敵を倒したりその辺の岩を破壊することで手に入るアイテムにより増加します。
そして、一定のポイントがたまると、EXPマークが点滅し、
ここでスタートボタンを押すと、3つのステータスが表示される画面に切り替わります。

その3つのステータスはアイコンで表示されていて、「手」「足」「ハート」となっています。
手は張り手の攻撃力と攻撃範囲の増加、足は四股踏みの威力増加、、ハートはライフの増加。
足以外はゲームの進行に大いに役立ちます。

そして、敵キャラの特徴も判明。
人間系の敵は、一度張り手を当てたり四股を踏むと、
「麻痺」状態になり、そのときにBボタンを押すと、上手投げを発動するようです。
つまり、上記に述べた上手投げには意味がありました
頭突きで一撃で倒せるから勘違いしてました。


第7章:進行、そして挫折

・プレー再開。1−1、1−2と順調に進み、1−3まできました。
ここはどうやら縦にスクロールするステージのようです。
上へ上へと上っていく途中、鳥居みたいなモノがありました。
そこに触れると、突如画面が切り替わり、3つの大入り袋が現れ、選択を要求してきます。
そしてどれか一つを選ぶと、平らな相撲取りのカードを当てました。

紙相撲のミニゲームが始まりました。
3つのカードのうち1つはスカ、もう一つが指相撲、または 腕相撲と、
相撲と付く名の遊びをミニゲームにしたかったようです。

ミニゲームをクリアすると経験値が入りました。
そしてレベルアップをしつつ頂上まで登ると、ボスらしきモノが現れました。
必死で張り手をかます主人公。しかし、相手の動きが読めないまま倒されてしまいました。

再度挑戦。相手が止まっているところを張り手張り手。
難なく粉砕。
しかし、このボスの姿はどう見ても香港系の格闘家 にしか見えません

そういえば、ここまでの道のりでは一度も忍者が出てきません
忍者がオープニングに出ているのにも関わらず、これはどういうことでしょうか。

気を取り直してステージ2へ。
2−1では、ろくろ首が登場。
忍者の前にお化けが出てきました
こいつは飛び道具を使うのでやっかい。
画面が小さい上に主人公が結構でかいので当たりやすいのです。

2−2もクリア、2−3に来ると、ようやく忍者がザコ敵 として出てきます。
しかし、他の人間キャラと違い、一撃で吹っ飛びます

しかも経験値が大幅にアップするアイテムを必ず落とすので、
主人公を助けているとしか思えません

そして、ここのボスは山犬をけしかけるあまり特徴のない奴でしたが、
ステージ1もそうでしたが、こいつら主人公の1.3倍くらいでかいです。
ジャンプしてギリギリ超えられる高さです。

ステージ3に入ると、人間キャラもパワーアップしたのか、
飛脚が跳び蹴りを繰り出してきます。
しかし、それよりもどんどんお化けが増えるので気になりません。
ここまで来ると、ダッシュジャンプを使わないと越えられない障害ばかりになり、
難易度が上がってきます。

3−3は再び縦スクロールで、城の屋根を飛び乗っていくのですが、
1−3と違って足場がまちまちなうえに、
一度スクロールしきった足場は判定がないので
高くジャンプして、スクロールにより足場がなくなってそのまま死亡するケースが。

ここのボスは弁髪の格闘家。低空飛行で跳び蹴りをかましますが、
もう一段高い足場があり、この蹴りを無動作でかわせるため、
それが相手のスキとなっていて、ここで四股踏みが初めて役に立ちました(これまでのボスは画面狭しと歩いてきた)。

さて、ステージ4まで来ると、難易度はかなり高くなってます。ダッシュジャンプ後敵がいて接触して転落
というパターンで何度も死んだりしましたが、
何とか4−3まできましたが、
ここのボス(ここに来て忍者っぽい)がどうやっても倒せません。
こちらが攻撃するまで相手はこっちに近づいてくるし、攻撃したらしたらでこちらはダメージを受けるし、
泥沼化。

元々アクションゲームが得意でないためここからどう頑張ってもクリアできませんでした。無念


最終章:総評と真実

・一応アクションゲームとしては遊べないことはありません。
敵キャラも、殿人形からいきなり3倍の長さのバカ殿に変身するモノや、
カラ傘とか、もはや相撲とか忍者とかに無関係なモノが数多く登場しまくります(もちろん 農民とか旅人とかも当たり前のように出てきます)。

クソゲーな点としては、
主人公が相撲取りであるという事をはじめとして、
オープニングの忍者のがに股、ボスキャラが中国風味、
お化け等の愉快な敵、そして日本(?)が舞台なのにすべて英語表記(大入り袋でスカを引くと「OH MY GOD!」と叫ぶ)
等、いろいろありますが、

相撲ゲーというだけで成り立っているような気がしないでもないです。


ところで、このゲーム、ゲーム中ではいっさい語られていませんが、
主人公は平成山凡太郎という名前が付いているそうです。
ステージは15あり、黒幕は代官(忍者は下部)だということらしいです。

こういった事はすべて説明書に書いてありまして、
ソフトと説明書がないとゲームのすべてがわからない仕様になっています


最後に、説明書に書いてある衝撃の注意書きを。

このゲームがうまくなっても、相撲はうまくなりませんのでご注意ください