特別企画:クソゲー竜王戦出展レビュー
CRW
(カウンターレボリューションウォー)
こんにちは!
都山と申します!
今回のクソゲー竜王戦開催の噂を聞きつけここに出張、降臨した次第ッス!
よろしく頼むぜイエッヒー!
さーて、今回紹介するゲームは、私の短いゲーム人生の中でも、
もっともデキがファニーだったと思われる、
「CRW-カウンターレボリューションウォー」だヨ!
このゲームを買ったのはまだ私が汚れを知らない大学生だった頃。
当時プレステを買ったばかりの自分は、ゲーム業界の新しい展開に胸ときめかせながら
新作ソフトの発売スケジュールを見つめていたものです。
そんな時目に止まったのが件のソフト「CRW」でした。
ストーリー:
2037年、防衛庁が戦略情報局内に、新たに特務四課「特殊機動部隊」を設立した。
四課は公式には情報局内の一機関に過ぎないが、実際には完全に独立した機関であり、
上は大統領だけという異質な機関である。
その理由はこの組織が単にテロリストの犯罪を未然に防ぐだけでなく、自衛隊内の
右翼的部隊や危険人物の暗殺などの非公然任務を負うからである。
それ故に隊員はあらゆる方面から選ばれたエキスパートであり、
各種装備も最高のものを供与されている。
更に作戦行動時には、防衛庁各種機関を含む自衛隊実戦部隊、国家公安委員会、警察庁や
管区警察局によりバックアップされている。
と、まあとりあえずストーリーを読んでもらいましたけど、少しアニメに興味がある人なら
十人中十人が「攻殻機動隊」を脳神経にフラッシュバックさせたことと思います。
本作はこの公安九課四課の面々が搭乗したアサルトスーツ(ありていに言えばロボット)
を操りテロリスト達と戦うシミュレーションゲームです。
戦闘は斜め俯瞰でリアルタイムで進みますのでデキの思いっきり悪いタクティクスオウガ
と言えばわかり易いでしょうか?
おっと!そんな名作中の名作と比較するのは酷というものですね。
ちょっぴりデキの悪いサクラ大戦の戦闘パートというべきだったかナ?
うーん、フォローになってないね!
さて、四課のメンバーですがこの人たちもストーリー同様どっかで見たような顔です。
「零子」は恐らく姓は草薙かと思われる四課の隊長さんです。
ビミョーに内ハネかかった青い髪の毛は人型決戦兵器の零号機に乗ってる人
をホーフツとさせてくれます。
↓零子さん。内ハネが微妙。
「ボマー」は副官的ポジションの巨漢。(丸メガネはかけてないですが)
その他にはサイボーグなども混じっていてなかなか近未来な感じですが
忍者が混じっているのはどうしたことでしょう?
しかもご丁寧に覆面かぶって、手には「くない(手裏剣みたいなヤツ)」まで持っています。
確かにあらゆる方面から選ばれたエキスパートには違いないのかもしれませんが
あまりにも広範囲に手を伸ばしすぎな気がするのは気のせいですカ?
謎の忍者↓ちなみにござる口調。
さて、なにはともあれゲームを実際に進めてみましょう。
ミッションの最初には状況の説明、キャラクター同士の会話が交わされます。
この辺は「ロボット大戦シリーズ」をはじめとしたこのテのゲームのお約束といえるでしょう。
さて、テロリストを殲滅させるべく標的・・・が見当たりません。
自分達に恐れをなして逃げ出してしまったんでしょうか?
いえ、そうではありません。
これがこのゲームの第一の地獄、索敵システムなのです。
このゲームでは敵は最初どこに配置されているのか全く伏せられているのです!
これらの敵は自ユニットがある程度近づくか特定のユニットの「索敵」コマンドを
実行すれば発見できるのですが、入り組んでいる上に画面の構成上非常に
見辛くなっているこのゲームのマップ上から散在する敵を発見するのは至難の業といえます。
あるゲーム雑誌の攻略記事に
「敵をすべて破壊してもミッションが終わらないのはバグではありません」
と書いてあった事実からも、いかに多くのプレイヤーに苦行を強いていたかがしのばれるというものです。
広大なマップ上をしらみつぶしに探し回り、やっと最後の一機を見つけたときには
千年恋焦がれていた運命の相手とめぐり合えた
ような気がするのは冗談でもなんでもありません。
それはそうと敵を発見しました。
隊長の零子がさっそく武器の射程内に敵を捕らえ、攻撃!
「動くんじゃないわよ、一発であの世に送ってやるから。」
というロボット大戦ばりの演出とともに攻撃開始!
見事敵にヒットしました!
しかし傷は浅いようです。
再び攻撃!
「動くんじゃないわよ、一発であの世に送ってやるから。」
え?な、なんだかさっき聞いたようなセリフなんですけど・・・。
「動くんじゃないわよ、(以下略)」
・・・どうやら彼女のボキャブラリーはかなり貧困なようです。
この当時既に第四次ロボット大戦が勃発していたというのにこの語彙の少なさはどうしたことでしょう?
なお設定で攻撃時のセリフを消す、なんて気の利いた機能はついてません。
(ちなみに設定でいじれるのはステレオ/モノラルの選択のみ。あれ?これって赤い帝王様と同じ?)
←ゲーム中はずっとこのセリフを聞かされる
さて、このゲームは先に言ったとおり戦闘パートに時間の流れの概念を導入しています。
しかしセミリアルタイムではなくこの「CRW」では何をトチ狂ったか実際の時間の流れを
そのまんまゲームに当てはめてしまっています。
たとえば味方が二秒かかる行動を、敵が三秒かかる行動をとったとします。
この場合味方が行動を始めるまでどちらも動けない時間が一秒出てきますが
「タクティクスオウガ」などではこの一秒をすっとばしてすぐさま味方を動かすことが出来ます。
そうすることによってスムーズにゲームを進行させることができるわけですが、
このゲームではその待ち時間があるわけです。
そのためゲーム中、流れを常に寸断されているかのようなテンポの悪さを感じてしまいます。
前述の「見えない敵」の存在がそれに拍車をかけます。
イロイロと苦労をしてやっとこさ作戦終了。
さて、戦い終われば成長するのがゲームの常。
戦闘に参加したキャラクターにはポイントを割り振りして強化することができます。
・・・が!
このゲームの自ユニットは総勢八人。
内出撃できるのは約半数。
・・・つまりメンバーのうち半数は一生二軍を運命付けられたようなものです。
勿論出撃メンバーは自由に選ぶことができますが、
超絶の難易度を誇るこの「CRW」では限られた戦闘回数(つまりはレベルアップのチャンス)を
平等に割り振るなんて悠長なことはやっていられません!
・・・余った四人は何のためにチームに呼ばれたのでしょうか・・・?
このゲームが発売されてから五年。
当時は「攻殻」の劇場映画がアメリカで大ウケしたりで空前のジャパニメーション(大笑)ブーム
が起こっていたのですが、このゲームはそんな風潮になんとか便乗しようとした
時代のあだ花といえるでしょう。
しかし、反面隊員全員を女子にせず、男性キャラも加えているあたり、
自らのゲームシステムに対する自信をみてとれてます。
今開発するならば確実にメンバー全員が女子になっていたことと思いますが。(笑)
・・・・・ってそれってまるっきり「ガンドレス」じゃないですか!
そうか!これは「攻殻」をパクッてたんじゃなくて「ガンドレス」を数年先取りしてたんだね!
誰も褒めちゃくれないけどさ!
終わり。