ああ播磨灘

機種・ゲームギア
メーカー・セガ
ジャンル・アクション

このゲームは同名の漫画を題材にした相撲アクションゲームだ。
基本的に漫画を題材にしたゲームはクソゲーだが、果たしてこのゲームはどうなのだろうか。

さっそく第一戦、相手の力士の名は「天山」。
この天山の黒い体を見て、僕は「乳黒山」を思い出す。

・「乳黒山」とは
ファミコンの「つっぱり大相撲」というゲームに出てくる肌の黒い力士で、「乳黒山」というのがいるのだ。
(ひょっとしたら「父黒山」だった気もするが、この際「乳」と表記する)
少年時代、体育の着替えの時に異様に乳首の黒い友達を発見。もちろんその日から彼のあだ名は「乳黒山」。
もう一人、乳輪の異様に大きい子がいた。彼の名は「乳輪丸」。彼の乳輪は1ヘクタールにも及ぶという。

そんな様々な思惑を抱き、第一戦

「はあっけよほーい、のーこったぁはあー」(ダミ声)

乳黒山(天山)は、はしゃぎたい年頃なのか、がむしゃらに突っ込んでくるばかり。
こっちは張り手オンリーでどんどんライフを減らせる。

と、その時!播磨灘のライフが点滅しだした!
そして!

『青龍激掌破』
乳黒山「ううぐわああああ」
(ダミ声)

食らった乳黒山(天山)は横に軸回転しながら空中へ吹っ飛び、真っ逆さまに落下!
「ズボッ」
そして土俵に突き刺さった。

これは相撲じゃねえ。
相撲という名を借りたハルマゲドン
ハルマゲ相撲じゃ!

というか、播磨灘さん、あなた今、アッパーでしたよ。まるきり昇龍拳でしたよ。

しかも ものいいなし。
「異議なし」
「異議なーし」

日本の角界は一体どうなってるんだ。
近頃、政府にも見られている「見て見ぬふり」という日本人気質がここまで浸透しているだなんて。僕はショックですよ。
という訳でこのゲーム、かなり期待できそうだ。

続けて第二戦。
相手の名は「維新竜」。

維新竜「そうかんたんにはつかまりませんよ」
播磨灘「ぼけっ!しにさらせーっ!」

なんてひどい奴。
「そうかんたんにはつかまりませんよ」に対してが、「ぼけっ!しにさらせーっ!」だなんて。
僕は試合前にこんな事言われたら泣いちゃいます。

もうなんか取り組み前から負け犬ムードの維新竜相手に第二戦開始。
例によって突っ込みしかしてこないので突っ張りでダメージを与え続けていると、またもやライフ点滅!

よし、今だ!
『朱雀飛翔撃』
維新竜「ううぐわああああ」
(ダミ声)

敵の頭上に飛び上がったかと思えば、そこから無数の張り手を浴びせる!
そしてそのまま土俵に埋没。

「異議なし」
「異議なーし」

ルールなし。これがハルマゲ相撲。

原作はどうなのか、と思い漫画を読んでみた。
主人公の播磨灘は鬼神のように強い力士だが、性格は最悪。
仮面をかぶって土俵入りしたり、土俵に婆さんを担ぎ上げるなどして、各界の伝統や権威をことごとく壊し続ける。

やっぱりゲームでもオープニングで仮面での土俵入りシーンが再現されているが、
このゲームの中で播磨灘らしい所と言えばそこぐらい。所詮これも、原作がほとんど生かされてないゲームの一つだったという訳だ。

ハルマゲ第三戦。相手「旭」。

旭「きさまにおれのつきはかわせまい」
播磨「しにさらせーっ!」
死に、晒せ て。
死ね。そしてその屍を観衆に晒せ て。

もはや、相撲云々の問題では無く、社会的問題だ。中傷だよこれは。
君はネットで「死に晒せ」なんて言えるかい?僕は言えない。
もしチャットやってて「こんにちわ。」と入力して、「しにさらせ」なんて返ってきたら嫌だろ。
僕が何を言いたいかというと、「乳輪が黒い女は遊んでるというが、それはどうかな」ということだよ。

「はあっけよほーい、のーこったぁはあー」(ダミ声)

いきなり組まれてしまった。そして押してくる。
何故か、こちらがいくら連打してもまったく押し返す事ができない。

とうとう土俵際まで追い詰められてしまった。
播磨灘ピンチ!

そして

『はたき込み』

「ふううぉぉわあああああー・・・」(珍プレーのスローモーション風に)

勢い余ってゴロゴロゴロズザザーと地面にころがりまくる播磨灘。

引 退

え?

コンティニュー画面が。

一度負けただけで引退。
てめえ・・・あんだけやっといて、へタレかよ!

なんてナイーブなやつなんだ。
播磨灘のガラスな一面を見てしまい、僕の中に親近感が沸いて来た。
やっぱり君も人間だ。僕と一緒だ。


コンティニューを使って旭と再戦。
今度は組まれないように間合いを取って、
今だ!

『白虎二段頭突き』
旭「ううぐわああああ」
(ダミ声)

播磨灘の頭突きを食らって上へ吹っ飛ぶ旭。落下中にもう一発食らってさらに吹っ飛ぶ。
「ズボッ」
埋没。


そんなこんなで勝ち続けて15連勝。
見事、秋場所優勝を果たした。
御褒美に見られるのは播磨灘のシコCG。しにさらせお前。
そして息をつく暇もなく両国国技館へ。

第一戦。「天山」

おい、また乳黒山かよ!
っていうかこれいつまでやんだよ!

・説明書文より
「次々と挑みかかってくるライバル力士達をたたき伏せて、史上初の70連勝を達成することができ ブチッ(OFF)


70て。しかも連勝て。

播磨灘君、君は僕を殺す気かい?
せめて30ぐらいにしてくれよ。それに70連勝までゲームギアの電池がもつかどうかが疑問だ。

そもそも「ああ播磨灘」の「ああ」てなんだよ。
その「ああ」は「嗚呼、播磨灘」なのか、「ああっ!播磨灘」なのか、「あ、あ、ああん!播磨灘」なのか。
それとも「Ah播磨灘」なのか。
そこんとこハッキリさせてくれよ。
それからだよ。このゲームは。