パチパチサーガ

プレイステーション・TEN研究所

 

そのゲームのトンデモ度からして、もっと一部で注目されてもいいような気もするトンデモRPG。

俺の中ではバカゲーチャンピョン決定してます。もっとパチパチサーガを愛してやろう。

 

メーカー公認のジャンルが『パチンコRPGです、TRPGならぬPRPGです。この時点で予測不能だったので買いました。1000円だったし。パチンコってのは、トムソーヤとかウソップとかが使ってる原始的な武器のアレではなくて、磁石を近づけるとビーッて鳴るアレです。

ネタに詰まったミニスカポリスがよくやってるアレです。

 

ここでは、ネット上でもほとんど取り沙汰されてないこのゲームを猛烈にプッシュしたいと思います。…バカゲーとして。

一応、誤解のないように言っておきますが、俺の言うところの『バカゲー』は、システムとかロード時間とかの不備はありまくりでも、何か言葉では表現しにくい魅力があるゲームのことです。

プレイ中に、何か1つでも素直に笑えるところがあったらバカゲーです。

穿ったりナナメから見たりしないと全く笑えないのはクソゲーです。

ま、そのへんの論議は置いといて。とにかく、ここではそうゆう意味なんだってことを覚えておいて下さい。

 

 

 

電源を入れると、まずオープニングムービーというものがないのでメーカーロゴとタイトル画面だけです。タイトル画面でいくら待っても、何も出ません。

D級ゲームのクセになかなか荘厳なBGMが流れてきて、まだ何も知らないにも関わらず『俺は勇者なんだ』と実感させてくれます。これはマジです。

 

ゲームは終始、演劇の舞台の上で行われます。まあ、単にゲーム画面に舞台のフレームが付いただけだとイメージしてもらえればいいです。でもソデの方からキャラが出てきたり、メイン画面外の舞台でアクションが行われたりもします。あんまり大したことはしないんで、そんなに気にしないで。

 

その舞台の上で茶髪のオッサンがなにやらモンスターと戦っている模様。フリーズアローかなんかの魔法を反射されて瀕死。最終魔法・スペシャルサンダーアメイジングゴッドなんたら…と、とにかく忘れたけど適当に強そうな英語を並べた呪文を唱えますが、そんな魔法はないのでカウンターを喰らいます。

この時点で彼はリクーム決定。リクームウルトラファイティング…とか言ってる途中にやられるんだから。

そのリクーム(本名・勇者バルト)はモンスターに完敗したので、もう勇者として戦っていく自信を失ってしまいました。

そこでホントにホントの最終魔法『勇者交代』を使います。

この世界では『ツキ』、つまり運が全てを支配しているので、バルトは全宇宙・全次元の中で今もっともツイている男を召喚します。

 

 

その頃、我々が住む世界・いわゆる現実世界でパチンコをやっていた大学生がフィーバーしていました。

「よっしゃあーっ!!俺ってもしかして、今一番宇宙でツイてる男かも!!?」

勇者大決定。←ASAYAN

次の瞬間、彼はいきなりこのRPG世界に召喚されてしまいました。

「ようこそ、新しい勇者どの」

バルトは適当に『オマエは何しろツイてるんだから、適当にブラブラやってりゃ大丈夫だ』みたいなことを言って

「これであのやり残したRPGの続きができる!!」

と言って勇者を引退、去ってしまいます。ちなみに、今まではセリフウインドウのところに『勇者バルト』と書かれていたんですが、この瞬間から『一般人バルト』に書き変わります。ま、それはいいとして。

どうやら彼は『やり残したRPG』のために、『パチパチサーガ』というRPGを捨てた模様です。

それにしても一番ツイてる男って自己申告制だったんですか?

フィーバーしてるだけで宇宙一って…安ッ。

ラッキーマンが来なかっただけ良しとしよう。

 

 

…はい、みなさん落ち着いて。ここまでのノリはゲームまんまです。そうゆうゲームなんです。

変にツッコミ入れなくても、元からギャグ狙いのゲームなんです。それが基本的に滑ることなく笑えるんで、変なゲームを掴んでしまった辛い過去をナナメに書き綴るより数倍楽しいです。これを書いてる俺のペンも速くなるってモンです。書くぞー。

 

 

早速勇者交代した青年に名前が付けられるんですが、これはバルトが去り際にランダムで付けていきます。選択権が欲しければ、何回もリセットすることです(ぉ

50音の中からランダムで選ばれるのではなく、いくつかデフォルトの名前があって、その中からランダムで選ばれるようなんで、妙に発音不可能な名前にはなりません。今回は『勇者タマ』だったので、いまいちパッとしないけど便宜上『タマ』でいきます。

 

で、タマはいきなりモンスターに襲われます。話の筋からして、バルトを倒したモンスターでしょう。ここで初の戦闘モードに入ります。舞台の幕が下りてローディング。クソ長いです。戦闘画面になるまで30秒くらいかかります。

 

 

 

 

『ネギマーがあらわれた!』

 

 

 

 

えっと、皮を剥かれたヒヨコが私の目前に立ってます。で、その背中にはなぜか串とネギが刺さってます。ネギマですね。

…ネギマか?

なんかカワイイです。ちょっと殴ってみますね。

『タマの攻撃!』

『ネギマーを倒した!』

弱ッ。

いわゆるスライム。そりゃスライムに勝てなきゃ世代交代もするわな。バルトはその弱さを称えて、今から俺の中でヤムチャ二階級特進させます。

 

 

ネギマーを倒したタマ。とりあえず、バルトが勇者を召喚してる間ずっと待っててくれたジェントルマンなヒヨコに敬礼。

状況が掴めないまま洞窟をウロチョロしていると、いきなり王国の近衛兵たちが来て強制的に城に連れ去られます。

そしてテペラテペラの城へ。勇者なので無条件で王様と謁見できます、いや、させられたのか。

 

王「勇者どの、ずいぶんルックスが変わりましたな」

 

大臣「お言葉ですが王様、レベルアップしたからかと」

 

王たちは、タマのことをバルトがレベルアップした姿と信じて疑いません。どうやらバルトは修行のため洞窟にこもっていたようで、その途中ネギマーに襲われタマを召喚した、ということらしいです。でもバルトとタマはルックスが全然違うし、同じなのは服だけ。レベルアップ云々で済まされるレベルではない…

 

 

と、思ったんですが撤回します。いるじゃないですか、レベルアップしただけで別人みたいになっちゃう人。 例・超サイヤ人3

 

 

王はこちらの話に耳を傾けず、どんどん勝手に話を進めます。ようするに世界設定の説明をしてるんです、こいつら。バルトはヒヨコにも勝てないクセに、テペラテペラの姫と婚約してたようで。王は早速、チューリップ姫を呼び寄せます。親が親なら娘も娘。いや、むしろ親以上。姫もタマのことをバルトだと信じて疑いません。

この国はもうダメだ。さらに王は勇者凱旋のパーティをしようと言い出しますが、そんな金の余裕はないと大臣が忠告。すると王は一言。

「ならば消費税を100%に値上げせよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

の 

だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今の日本を見て「この国は腐っている!」とか嘆く大衆に対し、本当に腐った国はどんなものか見せつけてくれる社会派RPG(大嘘)。

 

この消費税値上げは一時の冗談ではなく、本当にテペラテペラの商品には100%の消費税がかかってしまいます。最初はこのゲームにおける物価の相場がわからないから「こんなものか」と思いますが、後々になって別の国に行った時、同じ品なのに全部テペラテペラの半額だったりします。まあ、金は無条件に無限増殖させる裏ワザがあるんであんまり気にしなくていいんですけどね(ぉ

話が一段落して、タマはやっと自分が2代目勇者になったばかりだと説明できました。

でも「勇者なら誰でも一緒」と一蹴されてしまいます。こんな適当な立場だった先代勇者、やっぱりヤムチャです。

そういえば関係ないけど、ヤムチャって真っ先に人造人間を見つけちゃった時が一番輝いてなかったですか?(←本当に関係ない)

 

 

と、その時!

 

 

「お〜っほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほ!!!」

 

 

マジでセリフウインドウを何周もした高笑いで登場する、このゲームにおけるライバル・ラパン様が登場!!ナーガではありません。この高笑いの量は、登場する度に増えていきます。壮絶な自己紹介に一行が呆然としていると、ラパン様の手下であるカピスコとカピッシェが姫をさらって、飛行船に乗ってしまいます。要するにこの3人はドロンボーであり、ラパン様はドロンジョ様をイメージしてもらえれば間違いなし。しかし、いかんせん登場した時点でギャグキャラなのでスムーズに誘拐が成功するわけありません。しかもさらった相手はあの姫です。

「あらこれは何かしら」

姫は飛行船を勝手にいじくって、山の向こうへ墜落していきました。姫も姫だけど、野放しにしといたラパン様もラパン様です。

前言撤回。『この国』ではなく、この世界はもうダメだ。

 

 

そりゃあ王も人の親だから焦るってモンです。姫の居場所を探知する『テレスコープ』という装置があるんですが、封印がかかっていて使えないというのです。

「封印は勇者が解くモノじゃ!」

基本を抑えている王様、さっそく世のため人のため勇者タマの初仕事。

なぜかテレスコープの操作盤はパチンコ台になっていて、フィーバーさせないと封印が解けないとか。すると画面がパチンコ画面になります。ここだけ見たら、完全にパチンコゲームです。パチンコRPGのテイストが活かされて(?)いるわけです。当然ロードは長いですけどね!

 

いくら銀玉をチューリップに入れても、スロットが合いません。すっげえカタい台で、全然フィーバーしません。俺はもう玉の発射角度だけ固定して、20分ほど待ったんですが……オチは、ギブアップすればイベントが進んで、叩けば動く…ってそんなベタベタな!俺の20分は!!この時間泥棒!!

 

 

 

ともあれ、隣の国のバオバブにいることがわかったから行きます。王様は、化学者のトゥレと戦士のセッテをお供につけてくれます。トゥレはよく喋る毒舌女で、逆にセッテは全く喋らないマッチョ。

 

 

ここでやっと自由に行動できるようになります。ドラクエみたいに広大なマップを歩くんじゃなくて、行きたい場所をカーソルで選ぶタイプです。で、その中だけを自由に歩けるという。わかる人は、アークザラッドを想像してくれればいいです。

 

 

さて、バオバブに行くには電車を使わなければなりません。このテペラテペラ唯一の列車は、なぜか猿が運営しています。どうやら猿しか列車の技術を知らないらしく、それをいいことに暴利な交通費を設定しています。消費税100%のせいで、2倍暴利です。

 

この世界の通貨はパチ玉です。パチ玉は、モンスターに与えたのと、自分が受けたダメージ分を得られます。そうは言ってもせいぜい100個くらいなんで、その少ない元手でパチンコに耽りましょう。フィーバーすれば一気に2000個ぐらいはもらえます。

町を歩いていると、「右から3番目の台が出る!」とか言ってる人がいたりするので参考に。このへんがパチンコなのか。そうなのか。

 

でも実は、質屋で売却を選んで、最後のページの下から2段目かなんか(適当)を押すと、何にもないのに売却できます。売るものがそこに存在しないのに、なぜか売れるんです。売るものが元々ないから、売っても減らない。つまりパチ玉が楽に手に入ります。10分くらい連打しまくったら、もうアナタは億万長者。

さらにこのゲームにレベルアップはなく、店で力の種みたいなのを買ってドンドン使うことでHPとMPが上がります。攻撃力や防御力だけは、新しい街に行って新しい武器を買わないと上がりませんが。逆に言うと、その時点で買える武器でクリアできるってことです。

極端な話、HPだけならいきなり最強になることも可能です。

 

…なので、パチンコなんてする必要ありません。サクッと電車のチケットを買いました。

しかし次の瞬間。

「おっとゴメンよ」

スラれました。

まぁいいや、俺はもう億万長者なんだから、チケットの1枚や2枚ケチケチしないよ!もう1枚買おう。

「ごめんねー今ので売り切れなのー」

切符に売り切れがあっていいのか?!

 

とどのつまり、よくあるフラグ立てです。どうにかしてチケットを取り戻せと。楽にはこのテペラテペラから出してはくれないようですね…

 

あとは適当にダンジョンに入って、初のボス戦をして。そうすればチケット奪還できます。

オチは、列車会社の猿がグルで、チケットをスッてもう1枚買わせて儲けようとしてたんですが。

売り切れてたら儲けられないじゃないか。

しょせん猿か。

あれ?俺、ナナメから見てる…?

 

 

ともあれ、これで電車に乗って、一行はバオバブに向かいます。

 

 

なごり惜しいですが、レビュー(?)はこれでおしまい。ストーリーの最後まで書いてたらダレるしね(ぉ

 

 

エンカウント率が死ぬほど高い(1歩歩けば戦闘になったりもする)ですが、R2だかL2だかを押しっぱで歩けば全くエンカウントしない裏ワザがありました。俺はこれしか使ってません。タルいしね(卑怯)。この裏ワザが存在しなければ、クリアしようと思わなかったでしょう。ボス戦だけは回避できません。

 

このゲームは、キャラの掛け合いやイカレた設定を楽しむゲームで、普通のRPGとして楽しむのは難しいです。

ストーリーは見るに値します。笑いに困ることはありません、素直に。

既存のRPGへのアンチテーゼとも思える、挑戦的なストーリーが満載です。言葉を濁してるワケじゃないですよ。

最後のオチも、割と深かったですし。いろんな意味で予想不可能な展開ですかね。

 

 

裏ワザとはいえ、戦闘やパチンコをスキップさせる仕様があるってことは、それほどストーリーだけでも見て欲しかったんじゃないでしょうか?深読みしすぎ?

ちなみに、ゲームに詰まった時は説明書の裏に書いてあるユーザーサポートに電話してみましょう。手取り足取り教えてくれます。

親切でした、TEN研究所。ちょっとポイントアップ?

 

それでは皆さん、最後まで読んでくれてありがとうございました。機会があればまた、お会いしましょう…