走れ、光速のなんちゃら

サクラ大戦・花組対戦コラムス2(ドリームキャスト・セガ)

どうも、応援ありがとうございます。鳴沢です。
今回、決勝のレビューとしてチョイスさせて頂いたゲームは「サクラ大戦・花組対戦コラムス2」。
最近最新作の4が発売されたサクラ大戦シリーズのキャラクターの登場する落ちものパズルです。
セガの人気パズルゲーム「コラムス」と同じくセガの看板シリーズ「サクラ大戦」との組み合わせは、
「パズルゲーム+人気キャラクター」と結構ありがちな組み合わせですね。
「コナミのアレと一緒じゃないか」とか「もしかしたら”コラムス”じゃなくて”テトリス”だったかもな」とか
そういう事は言いっこなし、という方向で。それ抜きでも十分お馬鹿なゲームです。

さて、このゲームは一人用モードの「ストーリーモード」と勝ち抜き戦の「少年レッド編」がメインになります。
その他はお題をクリアしていく「パズルモード」、二人用の「対戦モード」などありますが、これはいたって普通。
つまり、このゲームはストーリーが普通ではなかったりします。元々本編のストーリーも普通じゃない気もしますが、
「なんでもかんでもパズルで決着」というストーリーのため、本編に輪をかけてものすごいです。
今回はその辺にスポットを当ててみましょう。
それでは「ストーリーモード」、この中から特にお馬鹿なお話をより抜きで3つお送りします。

アイリス編・「そしてジャンポールはいなくなった」

ある夜、アイリスが泣きながら大神の元へやってきました。
話を聞いてみると「ジャンポールがいなくなった」、との事。(注・ジャンポールはクマのぬいぐるみです)
そうしてアイリスと一緒にジャンポールを探す事になった大神、そこでおなじみLIPS(タイマー付き選択肢)が登場。
誰が持っていったのか考える選択肢で、候補は「マリア」「由里」「レニ」の三人。
……ちなみにこの選択肢はなんの脈絡も無い上にノーヒントです。きっついなぁ。
とりあえず適当に由里を選んでみました。
「由里君かもしれないな。確かアイリスがお風呂に入る前後に脱衣所で見かけたし。」と大神。
……また「体が勝手に…」ですか大神隊長?

そしてとりあえず由里を探す事に。由里は事務局で仕事をしていたようです。
そして開口一番、アイリスが「お姉ちゃん、ジャンポールもってったでしょ?」
…いきなりですかお嬢ちゃん。相変わらずド低脳純粋そのものです。
そして問い詰めると「急ぎの用事を思い出したので…」と逃げようとします。
そして勝負。すると由里は「さくらさんに聞いてください」と言ってその場を立ち去ってしまいます。

そしてさくらの部屋へ。そして訊ねると「今ちょっと気分が優れないの…」とさくら。
「仮病なんてダメ!」とアイリスが言うと、「仮病じゃないのよ…」とさくらは言います。
もしかして「あの日」ですか?だったらアイリスが理解できないのも分からなくないですが。
そうしているうちにカンナがやってきて話がややこしくなりました。そこでまた勝負。そして勝利。
しかし、結局さくらには逃げられてしまいます。

そして、マリアと勝負の後、レニの部屋にジャンポールがあるとの情報を入手。さっそくレニの部屋へ。
そしてレニに勝利し、紅蘭の部屋にジャンポールがあることを突き止めます。
そこへ当の紅蘭がやってきました。そして紅蘭の課題をクリアして紅蘭の部屋に突入するアイリス。
そこにはアイリスと同じ格好をしたジャンポールがいました。
つまり、アイリスを驚かせようと内緒で皆がジャンポールを変身させていたのでした。
大喜びするアイリス。…でもジャンポールって男の子のハズなんですけどねぇ。
このお話はなんだかアイリスのド低脳ぶり純粋さが際立つお話でした。

紅蘭編・「変身願望」

ある日、劇場内に謎の爆発が起こりました。爆発と言えば紅蘭の発明品。
今度は「いれかえくん」という人の人格を交換する装置が爆発してしまったようです。
その拍子に加山の人格が行方不明になってしまった模様。紅蘭と共に捜索する事に。

「よう、大神ぃ!」
さっそく発見しました。どうやらさくらの体に加山の人格が入り込んでしまったようです。
当然体はさくらなので、演じているのはさくら役の横山智佐さんです。
なんか見ててスゲー白々しいです。しかもギターまで弾いてます。
とりあえず戻すための装置「あんどぅくん」でもとに戻す事に。(その工程がパズルという訳ですな)

とりあえずさくらは元に戻りました。そして加山の体を探す事に。
すると今度はすみれの体に加山が入り込んでしまったようです。
つまりお次は加山雄一(CV:富沢美智恵)という訳です。
……ありえないです。これまたありえませんです。
気色悪いのでとっとと片付けましょう。

そしてお次は織姫の体に入ってしまった加山。今度は加山雄一(CV:岡本麻弥)ですね。
更に今度は織姫の人格は残ったままだったりします。
というか「よりによって日本の男が私の中にいるなんて不愉快でーす」という発言、
ソレってとらえ方によってはすっげーマズくないですか?
「二重人格」と紅蘭は言いますが、どちらかというとこれってコントの「男女一人二役」
(貫一お宮とか)の方が近いかと思われ。
とにかくサクっと始末。

そして次はカンナの体に入り込んでしまった加山。
むしろハマりすぎるのも考えものです。これも処理すると、マリアが通り掛かり、
加山の体が医務室にある、という情報を得るのでした。

医務室へ行って見るとそこにはアイリスが。今度はアイリスの体に加山が入り込んでしまったようです。
というか今度はものすごく自然っぽいです。なぜだろう。
そして目を覚ます加山の体。どうやら中身はアイリスのようです。
加山(CV:西原久美子)とアイリス(CV:子安武人)、どちらもなんだか気の毒な感じです。
というかむしろ気の毒な人です。早くもとに戻してあげましょう。

そしてついに加山の体に加山の人格が。これにて一件落着です。
…と、思いきや、その夜、紅蘭が改良型の「いれかえくん2号」を持って大神の部屋に来ました。
そして有無を言わさず実験。
「成功や、大神はん!入れ替え成功やで!」と紅蘭。
どうやら紅蘭と大神の体が入れ替わったようです。
陶山章央の関西弁聞いて「超者ライディーン」(全裸ヒーローアニメ)の電光とか
思い出しちゃいましたよ。
紅蘭「ほんなら、あと頼んますわー」
……え?
と、そこへ被害に遭った隊員が。
そして大神(体は紅蘭)に詰め寄ります。
……はぁ、こんなオチですか。隊長も大変なのですね。(棒読み)

織姫編・「なんて素敵なジャポニズム」

さてここで真打・ソレッタ=織姫嬢のお話です。本編でもアレ系という位置付けの織姫、
そのシナリオはストーリーモードで一番ブッ飛んでいます。

ある日、かすみと織姫が事務局で押し問答をしていました。
その捨てる書類と織姫のわらしべを交換して欲しいと要求する織姫。
そしてたとえ捨てる書類でも他の人に渡せない、とかすみは言います。
(ま、一応内部書類ですからソレは当然なんですけど。)
そして織姫は「わらしべ長者の風習を知らないですか?」と更に詰め寄ります。
そしてその場に居合わせた大神がかいつまんでかすみに事情を説明します。
少し前に「わらしべ」を手に入れた織姫、そして「わらしべ長者」を日本の風習だと誤解した織姫は、
自分もこれを元手に素晴らしいものを手に入れるつもりなのです。
その話を聞き、気の毒な人を見る目で織姫を見つめるかすみ。…確かに気の毒な人です。
そして「これは日本の風習、かすみさんには従わなければならない義務があるはずでーす」と織姫。
困惑するかすみに織姫は「抵抗するなら力づく行きますよ?」と宣言。かすみとの対決になります。
……というか織姫さん、それ、日本じゃ「略奪行為」というんですよ?
ニホンゴ、ムツカシイデスカ?

とりあえず腕ずくで書類を手に入れた織姫。次の獲物を探しに劇場内を回る事に。
次の犠牲者はカンナに決定したようです。そしてカンナの鉄アレイをかけてバトル開始。
まんまと鉄アレイの奪取に成功します。
そしてその後、紅蘭からたこ焼きを手に入れた織姫、「次のカモを探すでーす」やる気マンマンです。
……いつのまにか目的が「交換」から「略奪」に変わった模様。

そして次の犠牲者はさくら。今回最大の犠牲者です。
大神をデートに誘おうと芝居のチケットを持ってきたさくら。そこへ「ちょっち待つでーす!」と織姫。
そんなにナイスなブツを我らが織姫姐さんが見逃すはずありません。略奪開始です。
あまりにも突然過ぎる織姫の申し出に一瞬戸惑うものの、必死に逃げるさくら。
その様子はあたかも小動物を本気で狩りに行く肉食獣のようです。
そして憐れ、さくらは腕ずくで織姫からチケットを奪われてしまったのでした。

そしていつのまにか夜はふけてサロンで一息つく織姫と大神(女王様と下僕)。
「あれから誰にも会えませんでしたねー」と織姫。そりゃそうだろ。普通逃げるっての。
とりあえず交換を繰り返し、わらしべから芝居のチケットまで出世したという事に
それなりに満足しているようです。
……ま、正しくは「略奪を繰り返した結果」だと思いますが。
とりあえずキリが無いからもうやめにしよう、と持ちかける大神。芝居のチケットも今夜らしいので、
2人で芝居でも見に行こう、という事になりました。
これでエンディング、と思いきやそこにすみれが現れました。
大神を大帝國ホテルのディナーショウに誘うすみれ。今回最大の獲物のお出ましです。
愉快過ぎるやり取りの後、ディナーショウのチケット(と大神とのデート権)を賭けてガチンコ勝負開始。
そして我らが織姫は勝利し、すべてを手に入れたのでした。

そして意気揚揚とディナーショウに大神と出かけようとする織姫。そこへレニが登場します。
……手にわらしべを持って。
すべてを失う事を恐れた織姫はその場を一目散に逃げ出します。スゲェ卑怯ですね。
ちなみにレニにはそういう意図は無く、ただ単にそこに落ちてたので持ってきただけだったのですが。

彼女らしいといえば彼女らしいシナリオだと思いました。アレなところも含めて。

その他にもカンナのダイエット大作戦とか、すみれの記憶喪失話
いちいち隊員の言う事が的を得ている隠しシナリオのかえでのお話など、
アレなシナリオが盛りだくさんです。

そして「少年レッド編」。
これは「少年レッド」の主役を目指して花組の面々が対決を繰り広げる、というお話です。
勝てばいい役がゲットできますが、負けたら最後、戦闘員やバイク、ポストの役しか貰えません。
もう訳解りませんね。つーかそんな役やらすな。
ちなみに最後まで勝ち抜くと、そのメンバーが主演の「少年レッド」のワンシーンが見られます。
どうみても似合わない隊員もいたりします。むしろ似合ってない事の方が多いような。
特に織姫、悪の手先にしか見えないんですがそれは気のせいですか?

と言うわけで駆け足で紹介してきましたが、シリーズでもひときわ異彩を放つこの作品、
一度プレイして損は無いかと思います。
まぁ、「サクラ大戦4」の方がもっとお馬鹿なんですけどね。
コンバット越前っぽい大神とか、ラスボス役のあの御方の大根振りとか。
ソレはまた別の機会に、という事で。それではごきげんよう。