ナキ流クソゲー論





それは、ある日のナキと友人の会話。


ナキ「今度インターネットで「クソゲー竜王戦」っていう大会に
   出ることになったんだー。
   それで出す前にレビュー読んで感想聞かせてもらいたいんだけどいいー?」

Kちゃん「いいよー。

     ところでクソゲーってなにー? あと竜王戦ってなに?」


ナキ「ええっとねー、それはねー」





クソゲーとは・その一。



クソゲーとは、その言葉の示すとおり「クソのようなゲーム」を意味します。

けれど、「ヒッキー」と言う言葉が宇多田ヒカルの愛称という意味だけではないように、
「百合」と言う言葉が白い花の名前だけの意味ではないように、
クソゲーとは、ただ「クソ」なだけのゲームだけを意味するわけではありません。



クソゲーとは。
どうしようもなく愛すべきゲームを意味する言葉。


「馬鹿な子ほど可愛い」とも言いますが。



Kちゃん「馬鹿なゲームってこと?」

ナキ「まーそうとも言うけどね」



   クソゲーとは・その二。




そう、何人ものクソゲーマーと呼ばれる伝説の猛者たちは言っていました(想像)。
「ただ馬鹿なだけ、ただおもしろくないだけのゲームなんて
 そんなものはクソゲーではない」
と。


世間に溢れかえる膨大なゲームという娯楽媒体の中で、
正道を良しとせず、あるいは硬くかざす信念を貫くがゆえに道を誤った、
勇敢なる異端児こそが、クソゲー。
いわばそれは従順を善しとする日本社会へのアンチテーゼ。



Kちゃん「難しいゲームってこと?」
ナキ「そうでもない。まあ、やってみれば解るから。
   まあまずこれがクソゲーレビュー、私が書いたやつ。読んだら感想聞かせてねー」
(注・友人を誤った道に引きずり込んではいけません)



   クソゲーとは・その三。




それは決して
「ゲーム作るのなんてかったりーよなぁ、
 どーせやるのはガキなんだよてきとーでいいてきとーで」
などという虚弱なる意思が生み出したものではなく、
「私はこのようなゲームを作りたい! 誰に理解されなくともいい……
 
私が創りたいゲームはこれだあああ!!」
という時に行き過ぎた情熱が生み出す
常人にはいけない領域にイってしまったゲームです。

それは狂人の描く絵画が計り知れない芸術性を孕むように。



Kちゃん「なんかおもしろそう。……やってみたいな」
ナキ「そう言ってくれると思った。
   はい。「耽美夢想マイネリーベ」(ナキのレビューしたゲームです)。
   ゲームボーイアドバンスごと貸してあげる」
(注・友人を誤った(以下略))



   
クソゲーとは・終わりに。



それは、愛しく、狂おしく、そして。



Kちゃん「……ええっとねー、貸してもらったゲーム、うん、おもしろかった。
     でも……はっきり言えば
つまんない



それが、クソゲーです。




PS.
ナキ「ちなみに竜王戦って言うのは
   うっかりそのどうしようもないゲームをつかまされた人たちが
   自分の買ってしまったゲームがいかにクソゲーだったのかを競う、
   
不幸自慢大会みたいなもん」
Kちゃん「へえー」




(この物語はフィクションです。
 実際の人物団体竜王戦等とはあまり関係がありません)




→こちらから竜王戦へ戻ってください