白雪「にいさま。姫ね、おとぎばなしを書いてみたの。聞いてくれます?」

にいさま「うん、いいよ。題名は何ていうの?」

白雪「題して、白雪姫 ですの」

にいさま (それってそのままじゃないのか?)










白雪の朗読

『むかしむかーし、美しくて料理の腕がいいお姫様が居ました。 そのお姫様の名前は白雪姫と言いますの。 姫の料理に彼女のにいさまである王子様はいつも喜んでいたんですの。 しかし、そんな姫の料理を快く思わない義姉が彼女にはいたのです』

千影「・・・私が? いつもこんな役ばっかりだな」

『白雪姫の姉である千影姫は実は魔法を使う魔女でしたの』

千影「鏡よ・・・鏡・・・鏡さん。世界で一番料理の腕がいいのは・・・誰だい?」

鏡「白雪姫でございます」

千影「ば、馬鹿な・・・この私の20000年の料理の腕が・・・劣るというのか?」

『嫉妬に狂った千影姫は一口かじると永遠の眠りにつくという毒りんごを作ったんですの』

千影「駄目だ・・・やっぱり白雪ちゃんに毒リンゴなんて・・・」

白雪「あら、千影ちゃん。おいしそうなリンゴね」

千影「あ・・・いや、それは」

白雪「いただきまーす。(がぶり) うーん、甘味がイマイチですの」(ばったり)

『白雪姫は永遠の眠りについてしまいました。 姫の11人の小人・・・もとい姉妹達は彼女を必死に起こそうとしたんですの』

雛子「白雪ちゃん、おねんねなの。どうやって起こせばいいかな?」

春歌「ここはこの私にお任せ下さい。活を入れてみますわ」

ゴキッ

白雪「あいたたたた、痛いですの!!!」

春歌「わわっ、白雪ちゃん。 包丁でいきなり刺そうとしないで下さい」

咲耶「うーん、また寝ちゃったわね」

花穂「じゃあ、花穂が応援してみるね。フレーフレー、し・ら・ゆ・き、がんばれがんばれ、 し・ら・ゆ・き」

白雪「ぐーぐー」

花穂「うえーん、全然起きないよー」

千影「応援では・・・起きないと思うよ」

衛「じゃあスノーボードに乗せて崖から落とそうとすれば、慌てて起きるんじゃないかな」

白雪「衛ちゃん、無茶しないで欲しいですの!!!」

衛「わわっ、わかったから 包丁を振り回さないで」

雛子「うーん、また寝ちゃったね」

鈴凛「ここは私の出番だね。この電気マッサージマシン、 阿武吐露肉に任せてよ」

白雪「あいたたたたたた、い、痛いですの!!!」(パカン)

鈴凛「いててて、おたまで叩かなくてもいいじゃないの」

亞里亞「白雪ちゃん・・・また寝ちゃったの」

千影「ここは普通に解毒剤を飲まそう・・・」

咲耶「そういうのがあるなら最初から言ってよね・・・」

千影「トロールの糞と・・・ゴブリンの鼻くそを混ぜたものだ・・・さあ、飲んでくれ」

白雪「ムガームガー・・・ぺっぺっ。お、お水を下さいですの」

千影「何故・・・吐き出すんだ?」

可憐「飲んでって頼む方が無理だと可憐は思うな」

咲耶「見てられないわね。ここは私に任せて」

白雪「ん・・・うん?・・・ふあっ・・・やっ・・・ああ」

四葉「わっ、わわっ!」

可憐「さ、咲耶ちゃん・・・大胆」(真っ赤)

咲耶「ふふっ、どうかしら?」

白雪「んん・・・ううっ・・・姫に変なことしないで下さい!!!」(パカン)

咲耶「いったーい!!!  フライパンで殴らなくてもいいじゃない

白雪「姫にそういうのをしていいのは、にいさまだけです・・・グーグー」

亞里亞「ここは亞里亞に任せて・・・じいや、ショコラ持ってきて」

じいや「はい、かしこまりました」

白雪「わあ、おいしそうですの。いっただきまーす、パクパク」

千影「ようやく・・・起きたか」

白雪「ごちそうさま。おやすみなさーい・・・ぐう」

咲耶「ショコラだけ食べて寝ちゃったわ」

亞里亞「亞里亞のショコラ全部食べられちゃった・・・ぐすんぐすん」

四葉「チェキー♪ 四葉の情報によれば、裸になって女の子が踊れば白雪ちゃんは起きるそうデス」

雛子「じゃあ、試してみよう」





40分後

咲耶「結局、何も起きなかったわよ」

四葉「うーん、おかしいですね」

千影「・・・違う話なんじゃないか?」

鞠絵「わかりましたわ。白雪ちゃんは王子様のキスで起きるそうです」

鈴凛「それって本当なの?」

鞠絵「この民明書房の本、『本当は残酷な世界の童話拳法』によれば 接吻で起きると書いてありますわ。元々、この方法は中国の奇吸という人物が・・・」

咲耶「はいはい、長くなりそうだから後ね。それで都合よく王子様なんて居るの?」

可憐「咲耶ちゃん、隣国からジュリアスヒポポタマス一世王子に来て貰いました」

ジュリアスヒポポタマス一世王子 「ささっ、姫様。ジュテーム」

白雪「姫の唇はにいさまだけのものですの!!!」(バシャッ)

ジュリアスヒポポタマス一世王子 「ぎゃああああああああああ」

千影「幾ら嫌だからって・・・何も 煮えた油をかけることは無いのに・・・」

花穂「うーん、ここはお兄ちゃまに頼むしか無いんじゃないの」

一同「それは駄目っ!」

白雪「うーん、姫はにいさまとのキス以外では起きないですの・・・ムニャムニャ」

千影「じゃあ残念だけど・・・白雪ちゃんは寝たままということで・・・」

白雪「あ、そんな酷いですのっ。とりあえず、にいさまを呼ぶだけ呼んで欲しいですの」

千影「注文の多い眠り姫だ・・・」






十分後

兄「白雪、まさか呪いにかけられたなんて・・・どうすれば解けるんだ」

咲耶「お兄様が鼻をつまめば解けますわ」

白雪「咲耶ちゃん、嘘をつかないで下さい! にいさまがキスすれば、起きますわ」

兄「・・・今、起きてなかった? まあ、いいや。キスすればいいんだね。 じゃあ、おでこに」

白雪「唇じゃなきゃダメですの。それに舌を差しこんで下さらないと起きませんわ・・・きゃっ♪」

兄「・・・どうしてもしなくちゃいけませんか?」(滝汗)

咲耶「安心して、お兄様。お口直しは幾らでもしてあげるから」

『こうして白雪姫のにいさまの口付けによって、白雪姫は呪いが解けましたの。 (そのすぐ後は他の妹達にいろいろとせがまれてにいさまは大変だったみたいですけど)  こうしてにいさまは白雪姫達と幸せに暮らしましたそうですの。 めでたしめでたし』










白雪「ふふっ、にいさまどうでした? 実は今度、これの演劇をやってみたいと姫は思うの。 もちろんにいさまが王子様で・・・って、 にいさま何処に行ったのですの!?

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