咲耶「見て見て、教会で結婚式やってるみたいよ」
四葉「ああ、いいなあ」
可憐「私も素敵なお嫁さんになりたいなあ」
衛「もしボク達が結婚したら、どんな新婚生活になるんだろうね?」
全員「うーん・・・」
鈴凛「それならこの鈴凛特製新婚シミュレーターで占ってあ・げ・る。
どれどれ」
咲耶の場合
咲耶「お兄様、お弁当を持ってきたわ」
兄「うわ、咲耶。わざわざ会社に届けに来ないでよ。 それにお兄様はやめてくれ、みんな誤解するじゃないか」
咲耶「あら、いいじゃない。それよりお兄様、ありがとうのキスを頂けないかしら」
兄「か、会社で出来るわけないじゃないか」
咲耶「お兄様・・・私のこと愛して無いのね・・・」
兄「・・・わかったよ(チュッ)」
咲耶「あーん、お兄様愛してる」(ガバッ)
兄「うわわわわ」
一ヶ月後、兄は心身性の過労で倒れた。
千影の場合
千影「やあ・・・兄くん。どうだい・・・魔界の生活は慣れたかい?」
兄「う、うーん・・・どうもイマイチなじめないんだよ。 ところで今晩のおかずは何?」
千影「魔界クラゲのサラダに、やぎの頭の丸焼き・・・他にも雪男の腕・・・」
兄「・・・」
数日後、兄はホームシックで泣き出した。
衛の場合
衛「あにぃ、朝だよ」
兄「ううう衛、休日ぐらい寝かせてくれえ。それにまだ朝の4時じゃないか」
衛「だめだよ、あにぃ。健康のためにジョギングしないと。ほら、起きて起きて」
兄「勘弁してえ」
二日後、兄は極度の筋肉痛でぶっ倒れた。
花穂の場合
兄「ただいまー・・・って、どうしたんだこの散らかりは? 泥棒でも入ったのか?」
花穂「うえーん、お兄ちゃま。あのね、お料理しようとしたらお鍋が爆発してね、 お掃除しようとしたらつまずいて掃除機壊しちゃったの」
兄「・・・」
花穂「お兄ちゃま、花穂ドジッ子だけど見捨てないでね」
兄「ああ、もちろんだよ」
花穂「よかったあ」
次の日から兄が家事と仕事を両方を担当することになった。
白雪の場合
白雪「にいさま、今日は伊勢海老のグラタンに馬刺しサラダ、やぎのヨーグルトにマンゴーのプリンですの」
兄「おお、今日も豪華だね」
白雪「ヒメ、にいさまにおいしい物をいっぱい食べて欲しいんですの」
兄「ふふ、ありがとう」
白雪「えへへ、明日は更に頑張りますわ」
一ヶ月後、兄の体重は7キロ増えた。
四葉の場合
兄「さてと、仕事も終わったし飲みに行くか・・・って、四葉が何でここに居るの?」
四葉「チェキー、四葉に気付くとは流石は四葉のダーリンです。 四葉の推理によれば、兄チャマは浮気しています」
兄「そ、そんな、してないよ」
四葉「いえ、必ず尻尾を掴んで見せるわ」
兄「・・・」
それから二ヶ月間、家に空き巣が入るまで四葉の尾行は続いた。
亞里亞の場合
亞里亞「にいや・・・お帰りなさい」
兄「ただいまー、亞里亞。今日のおかずは何?」
亞里亞「ショコラー」
兄「ぐ、ぐお・・・・またかい・・・」
一ヶ月後の検診で兄に糖尿病の疑いが持たれた。
鞠絵の場合
兄「鞠絵、調子はどうだい?」
鞠絵「けほけほ、ごめんなさい兄上様。私がこんな調子で・・・」
兄「ははは、それは言わない約束だろ」
医療代にお金がかかって、貧乏長屋住まい。(おひ)
鈴凛の場合
ドッガーン
兄「何だ、今の爆発は・・・って、また実験に失敗したの?」
鈴凛「えへへ、ごめんアニキ」
兄「まあ、ケガが無ければいいんだけど・・・」
鈴凛「というわけでアニキ、実験に失敗したから研究費の追加頂戴」
兄「ちょっと待ってよ、今月だけで二十万使ってるぞ」
鈴凛「ねえ、お願い」
兄「わかったよ・・・」
兄は家計簿とにらめっこの毎日、鈴凛の特許があっても資金は追いつかなかった。
春歌の場合
春歌「はい、兄君さま。お茶が入りました」
兄「ありがとう、春歌。いやあ、春歌は家事も完璧だし、料理も美味いし言うこと無いね」
春歌「まあ、兄君さまったらお世辞が上手なのだから」
ピンポーン
兄「あれ、こんな時間にお客さん? 僕が出るよ」
ガチャ
兄「はい、どなたですか?」
警察官「○△署の者ですが、最近ここら辺でセールスや勧誘の人が暴行を受けるという 事件が相次いでまして・・・何か心当たりはありますか?」
兄「い、いえ、特に無いです」
その夜、二人は今月に入って三回目の転居を行なうことになった。
可憐の場合
可憐「ねえ、お兄ちゃん。今夜も・・・」
兄「う・・・明日、会社だから」
可憐「可憐、お兄ちゃんならどんなことでも大丈夫。だから・・・」
兄「・・・」
二日後、兄は腰痛で病院に担ぎ込まれた。
兄「あれ、みんなは何処に行ったの?」
雛子「はなよめしゅぎょうをするって、せみなーっていうのををうけにいったよ。 このままじゃまずい・・・っていってたよ」