俺は妹達のことは大好きだ。
家族として誇りに思い、愛している。
だが、時として妹達にどう接していいのかわからないときがある。
脱衣所でシャツを脱いだ俺は、ふと嫌な予感に襲われて風呂場にジーパンを履いたまま入る。
そして風呂場の窓をさっと開く。
「あっ!」
「………」
「あ、兄チャマチェキー♪」
窓の向こう側には四葉が居た。
彼女は冷や汗を流しながら、にっこりと八重歯を見せて笑っている。
「四葉、何でここにいるんだ?」
「いや、兄チャマが痴漢に襲われたら困るので、この名探偵四葉が見張っていたのデスよ」
「そうか……」
愛する妹の言葉を疑うことは俺は出来ない。
だが、俺にも気になることはある。
「四葉……その手に持ってるデジカメは何だ?」
「え? え? こ、これはその……そうそう、痴漢が現れたときに証拠として使うためのカメラです」
「そうか……四葉に任せておけば、安心だな」
その後一ヶ月間、俺は近くの銭湯に通いつめた。